2015年7月21日
求められていること
ネットワークエンジニアを目指すにはまず、ルーターやスイッチといった通信機器について熟知してなければなりません。新規でネットワークを構築する場合はともかく、既存のネットワークを拡張する時などは使われている装置について知っていないと作業にならず、ただ、マニュアル通りに行えばいいというわけにはいかないからです。同時に、セキュリティについての深い理解も必要になってきます。ネットが繋がっても情報がだだ漏れのようでは片手落ちというものです。情報がビジネスの鍵を握る今、通信と安全性は必ずセットになっていなければなりません。
知識的面以外での適正としては、心身ともにタフであるという点が挙げられます。ネットワーク構築というのは夜間行われることが多いので、勤務時間は昼夜を問いません。その上、作業そのものにトラブルが多く、慣れるまでは身を削る思いをします。
そして、意外に必要なのがコミュニケーション能力です。ネットワークというのは複雑な仕組みからなっています。運用中になにかトラブル起こった時、あるいは拡張作業の際に既存の製品の仕様が分からない時などには、運用者から有力な情報が得られないと、いきなり壁にぶつかってしまいます。しかし、技術一筋の男性はそうした聞き出しは苦手で、逆に、女性に適性があったりするものです。実際最近では、その点に着目して女性ネットワークエンジニアの求人募集に力を入れている企業も増えてきています。